玉川地区
【新町新和会】
昭和26年5月、初代会長故横山久次氏によって新町新和会が発足して50年、東急玉川線、新町停留所にて営業活動を行い、地域の発展と同時に繁栄してきた。
昭和39年、東京オリンピックを境に近代都市化の波は商店会にも押し寄せ、高度経済成長が加速、人口増加が急激に進み、商業活動も活気を呈していた。しかしその後電車の軌道の撤去、道路幅の拡大、住環境整備の名目による地上げが行われ、近代高層ビルならびにマンションの進出によって商店街は寸断された、加えて現在大型店企業による安価・乱売によって、個人店舗は厳しい商戦を強いられている状況にあるが、なお地域消費者への還元サービス活動を続けている。
毎月1回の特売折込チラシの配布、中元・歳末の売り出しサービス、近隣地域のお客様や児童との親睦交流を深める行事を企画実施。
昭和55年7月~63年7月まで、毎夏期に子ども相撲大会(久富稲荷神社境内)を9回開催し、また平成6年4月より、玉電通りの八重桜の開花に合わせてヤエ祭りを開催し、こちらは今年で8回目となり、ゲーム・模擬店・物産店・フリーマーケット等々、回数を重ねるごとに参加者が拡大し好評を得ている。
今後も尚一層地域のお客様とのコミュニケーションをとりながら、高齢者対策を検討し会員各位の創意工夫・努力によって早く苦境を脱したい。また店舗の加入・増加を促進し、連帯して明るい商業活動を展開して行きたい。
幸いにして商店会には多数の後継者が青年部に在籍している。消防団・近隣町会・地域児童館の各種催しに積極的に参加し、実績と経験に基づいて地域経済の創造的改革が実現されつつあることに大いに期待している。