世田谷地区
【下の谷商店会】
戦前のことはわかりませんが、戦後昭和23年に第2次下の谷商店会が、浪貝寛隆氏(浴場)を初代会長として発足しました。それから、こんにちまで、山の手の下町商店街として住民の方々に親しまれてきました。
昭和49年には、4代堀越会長(青果)のもとで、東京ではじめての朝市をスタートさせ、近隣の人々に大変喜ばれ、NHKの新日本紀行で全国放送された時には、北は北海道から、南は北九州市から、商店街の方々が見学に来るほどの人気でした。
現在でも、人情のある商店街として、住民の方々には大変喜ばれています。
下の谷商店会では、毎月第3水曜日に「もってけ市」を開催しています。割引サービスをしたり、目玉商品を並べたり、各商店が知恵をしぼって工夫し、それぞれの個性を出して取り組んでいます。「もってけ市」で、商店会が統一して実施していることは、その日だけ使える抽選券を発行していることです。500円のお買い上げで1枚の抽選券を進呈しています。抽選は1枚で1回引けるようにしています。賞品はカップラーメンとか、醤油など、日常で使えるちょっとしたものを並べています。空クジはないように設定してあり、ほのぼのとしたあったか味の感じられるイベントとして地域でも評判となっています。
さらに、夏の中元、冬の歳末大売出しにも、この抽選券を発行しています。こちらは、5枚で1回抽選できるように設定してあり、賞品も少し豪華なものを用意しています。
そして、11月23日には、毎年もちつき大会を実施しています。地域の人々との交流をはかるこの大会は、地域でも有名になっており、子供たちは毎年楽しみにしているようです。