北沢地区
【山下商店街振興組合】
昭和26年10月「山下商店会」創立。道路舗装、鉄柱街路灯建設のハード面に加えて「福引売り出し」「8の日特売」等ソフト面の充実を図った。事業の活発化に伴い資金不足が表面化、会費倍増計画を実施したのは34年である。約1年かかった難事業だった。
昭和47年「山下スタンプ会」発足、この頃から青年部が台頭、50年代に入って商店街活動が活性化、区商連青年部も発足。56年、役員の若返りが行われ、振興組合設立の機運が芽生えた。約2年間の準備期間を経て組合設立許可されたのは61年3月20日、初代理事長中島清。先ず街路灯36基を新設、スタンプも「ゴールドスタンプ」にリニューアル、カラー印刷の機関紙発行などを行った。漫画会の大御所杉浦幸雄先生に街角の絵をお願いし、平成8年までに4枚揃った。ペナント掲揚などに使用、貴重な財産である。
駅前のメリットで後継者が無く閉店した後もすぐ埋まり、空き店舗は3、4店という状況だが新規開店の店が売り出し・土曜特売・スタンプの共同事業に参加せず、加入店が減少している。しかし店舗のバランスは取れており特に不足業種は無い。放送設備を独自に設置、事業の宣伝を努めており、契約アナの声も好評だ。新年の杉浦先生の絵による御宝銭サービスも好評である。最大のイベントは11月初旬に行う「スタンプまつり」で青年部・女性部と一体となり抽選会、模擬店サービス、サイコロゲームなど繰り広げ盛況である。