北沢地区
【北沢五丁目商店街振興組合】
大正時代、池尻方面から笹塚方面に通じる大山谷街道として、結構人の往来があった。この街道を行き交う人たちの途中の休憩所として、店ができ、多くの人でにぎわうようになった。
その後、近くに小田急や京王の電車が走るようになった。人々の移動の手段は、もっぱら電車や車が中心となり、街道を利用する人たちが、街道沿いの商店を利用することはめっきり少なくなった。また、繁華街も新宿、渋谷がにぎやかになるにつれて、当商店街の利用者も地元在住者がほとんどとなり、現在も地域密着の商店街として今日に至っている。
交通が便利になるにつれて、以前から当商店街の近辺にあった下宿屋のほとんどがアパートに変わった。当商店街が新宿、渋谷などの繁華街への交通の便もよく、現在も周辺には若者は多く居住している。しかし、当商店街の近辺で暮らす若者たちは、笹塚、下北沢のスーパー、コンビニで買い物をしていて、地元の商店の利用は少なくない。
当商店街の周辺は、若者たちも多く住んでおり、近くには顧客となるべく対象者が多い割には、当商店街の利用者は特定の顧客に限定されているのが現状である。
近辺に住んでいる人たちに、いかに当商店街の利用を多くしてもらうかについて、対策をたて効果を上げるように、努めているところです。