北沢地区
【池ノ上商栄会】 URL http://www.ikenoue-shoueikai.com/
池ノ上の商店街が正式に会組織として発足したのは昭和25年で、その以前は戦前も含め40~50軒の店舗が存在していた。そのほぼ中央に位置して、広い間口の青果商八百新があり、そのわら屋根の圧倒的なたたずまいは、前後暫くのあいだ鑑賞することができた。
商店街当初の名称は「池之上駅前通商栄会」で、当時の店舗数は約80、その後現在の「池ノ上商栄会」となり、会員数も130に達した時もある。
商店街活動は活発であったと思われるのは、個人としても大元気であった佐藤国一会長の時代で区商連理事としても活躍し、それによって清新な空気が吹き込まれてくるようになった。商店会の雰囲気も、先輩はじめ役員に、理想的なまとまりが感じられた。
現在会の年間行事の筆頭とも言える秋開催の「ふれあい大バザール」も、佐藤会長の時、第1回が開催され、今秋第22回が開かれる予定である。当日は商店会提供の目玉商品、各店店頭の特価販売、それに大勢の地域の人たちによる青空セールで、歩行者天国の商店街は人の波で埋まる。
夏は「納涼盆踊り大会」。隣接の池之上小学校校庭で開催する。踊りの曲目で一番人気なのは「池ノ上音頭」で、これは5年以前、池之上小学校45周年記念に、学校で制作した歌と踊りでこの曲になると会場の子供たち、男の子も女の子も競って檜の舞台に上がって踊るのである。
まさに学校の門前町のような商店街としては、その卒業式入学式に、お祝いのたて看板と、軒並み国旗を揚げることを恒例としている。
さて、池ノ上もバブル以後商店数が激減、現在は83軒である。商店街としては各個店としても苦戦の真っ只中である。各個店の営業に対する工夫努力は当然のことながら、商店会としても活性化を目標に、黒田会長と役員一同、知恵を絞り、その実行をはかり、多少共明るさに向かって会の推進を計らなければならない。