北沢地区
【東松原商店街振興組合】
井の頭線が開通し、東松原駅が開業した昭和8年ごろ、当商店街は産声を上げました。当初は自然発生的にぽつぽつと出来てきた店が次第に組織化され、やがて松栄会という商店街ができ、戦時の混乱を乗り越え、昭和49年に振興組合に組織変え し、現在に至っております。
周囲は閑静な住宅街として名高く、交通の便も良いことから「住みたい町」の上位に常にランクされる土地柄です。
当商店街は梅の名所「羽根木公園」の最寄の商店街として、毎年2月に行われる「世田谷梅まつり」に全面的に協力、参加しているほか、夏には「縁日と大ビンゴ大会」、また餅つきやクリスマスフェアなどのイベントを行い、街を盛り上げております。こうした活動には特に青年部の存在が大きなものとなっています。さらに、共通商品券、スタンプ事業なども積極的に展開をしております。
商店街の誕生から70年近い歳月が流れ、また振興組合となってからも27年余りが経過した現在、取り巻く環境や社会情勢の変化にともない、当商店街も大きく変わりつつあります。
幸いなことに現在のところ空き店舗もほとんど無く、また組合加入率もほぼ100%を維持しており、街全体で見ると外からの参入もあり、人通りはひところより戻って、また賑わいが増しているような気がします。
大型チェーン店などの進出で業種によっては多大な影響を受けている現状もあり、経営者の高齢化に伴う後継者の問題も合わせ、将来は必ずしも楽観できるものでは有りません。しかし当商店街の合言葉「スキ!スキ!
東松原」の旗の下「優しい街、ふるさと東松原」をキーワードとして地域の人に好かれる商店街つくりを求めていけば、また新たな展望が開けるのではないかと思います。